夏の終わりに聴きたい曲。

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河口×古典Midnight Blue×碧翡翠

河口×古典Midnight Blue×碧翡翠(※複数画像あり)

「夏の終わり」を感じる瞬間はどんな時? そして「夏の終わり」を感じる曲はどんな曲?

Sensitive – Mr Twin Sister

2016年作『Mr Twin Sister』より。きらびやかなシーケンサーに導かれ、紅一点 アンドレアの可憐なヴォーカルが幻想的に漂う。ラウンジ的なくつろいだ雰囲気を持ちつつ、甘く切ないメロディが夏の終わりの寂しさを呼び起こす。

この感傷的な気分、一体何処から来るのだろうか。きっと遠い昔の学生時代に感じていた、長い夏休みが終わってしまう寂しさ、様々な思い出への郷愁。そんなノスタルジーからかも知れない。

Don’t Give Up – Washed Out

2013年作『Paracosm』より。チルウェーヴの代表曲として知られるこの曲も、夏の終わりを感じさせてくれる一曲。歩いている自分の周りで、いろいろな思い出が、ゆっくりとスローモーションのように流れ去っていくような不思議な感覚。セピア色、あるいはモノトーン。色褪せて美化された追慕。それは錯覚と呼ぶべきものなのか。

One Of These Nights – Eagles

1975年作『One Of These Nights(呪われた夜)』より。ランディ・マイズナーの印象的なベースが耳に残るイントロ、ドン・フェルダーの粘っこく絡みつくようなギター・ソロ(いきなりレス・ポールの122フレットのチョーキングから始まるギター・ソロなんて、本当にこの人は変態運指を唄うように弾ける稀有なギタリスト。天才。)、終盤の見事なファルセット・コーラス。「近いうちこんな夜に、俺はやるんだ。」 誰もが自分の究極の夢を持ち、いつかの日の為に取っておく。ただし、いつか(someday)はその人任せ。そんな故グレン・フライの曲解説を知ったのは随分後になってからのこと。この悪魔的な妖しさと美しさを兼ね備えた名曲と、高校時代の夏とが未だにリンクしている。

朝 – Char

1976年作『Char』より。確か高校2年の夏によく聴いていたアルバム。2大超名曲の♪Smoky、♪Shinin’ You Shinin’ Dayが収録されているが、夏の終わりを感じる最も印象的な一曲。途中、転調してからのコーラス・ワークや流れるようなキーボード・ソロが、何故か切なく感じられる。淡く、甘酸っぱい想い出? いや、それも美化されてしまっているのだろう。もっと身近な、例えば雨が止んだ夕暮れのアスファルトの匂いとか。

夏への扉 – 山下達郎

1980年作『RIDE ON TIME』より。アナログレコードではB面の1曲目に収録されていた。米のSF作家、ロバート・A・ハインラインの名SF小説をモチーフとした一曲。数ある達郎の名曲の中でもダントツで好きな曲である。歌詞に出てくるピートリッキイは、小説を読んでいないとなんのこっちゃ?となってしまうが、このロマンティックなストーリーを妙に気負うことなく、リラックスした曲調、ボーカルで表現しているのがいい。

「しかし、それでもなおピートは「夏への扉」を探しつづけている。彼は「夏への扉」があると信じ、探すことを諦めないのだ。」

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