My favorite 10 albums in 2016.

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皆様、あけましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、2017年の栄えある一発目は、2016年に発表された各ジャンルのアルバムより、個人的に大好きな10枚を選んでみました。とは言え、この10枚に絞り込むのに相当の精神的苦痛を伴った事をご理解頂けたらと思います(笑)。

インクや万年筆の内容を期待して頂いてる方々には、『けっ!まーたワケわかんない音楽のヨタ話かよっ』と評判が悪いのは重々承知しておりますが(笑)、座右の銘が“no music no life”、自分の人生に音楽は切っても切れない関係ですので…(笑)。どうか今後共、お付き合い頂けますようお願い致します。

4 1/2

4 1/2

  • Steven Wilson
  • 2015年発表の4枚目のアルバム『Hand. Cannot. Erase.』は、Progressive Rockというカテゴリーを超え、British Rockの傑作として永く語り継がれるであろう歴史的名盤となった。続くこの『4 1/2』という不可思議なタイトルの作品は、4作目のアルバムと次作を繋ぐ重要な意味合いを持つところにある(by Steven Wilson)らしい。Porcupine Treeの楽曲の再録、及び『Hand. Cannot. Erase.』のセッション音源等、ある種寄せ集め的な感じも無きにしも非ずだが、そのクオリティは何ら落ちるものではない。冒頭の♪My Book of Regretsは純粋にBritish Rockの秀作として評価すべき名曲。それにしても、日本に於ける『Hand. Cannot. Erase.』再現ツアーはいつになったら実現するのでしょうか…。
The Astonishing

The Astonishing

  • Dream Theater
  • もはやProgressive Metalの王者として、他者の追従を許さぬ存在となったドリムシの2013年以来、2年半ぶりの新作。Act IAct IIという2部構成全34曲入りの堂々たるコンセプト・アルバムである。“物語の舞台は中世封建制度に支配されたディストピア。常に機械の唸るような騒音があり、無感情の服従により平和であるかのような錯覚に陥っている世紀末に、その雑音を克服し帝国を打ち破る、選ばれし者の到来を望んでいる場所からストーリーは始まる…” Drumsが現在のMike Manginiに交代してから、Progressive Rockへの原点回帰を果たしたグループの圧巻の力作。
Reverie

Reverie

  • Postiljonen
  • 2013年のデビューアルバムに続く2nd。北欧/女性Vo.DreamPopというキーワードから連想される最良のエッセンスを抽出したような作品。幻想的な女性Vo.・多重コーラスと、浮遊感のあるシンセが織り成す夢見心地の極上美メロサウンド。雲一つない青空に吸い込まれていくような高揚感を覚える。一度耳にすると必ずや虜になること間違い無しの名盤!
Elephant

Elephant

  • Orcaorca
  • フォークトロニカってなんぞえ?いやいや、聴く前から頭でっかちな固定観念で身構えてしまうのは日本人の悪い癖である。正直、ジャンルなんてどうだっていい。一言で言えば、“色気”漂う叙情的音楽。ここで“Sexy”というフレーズを使わないのがミソ。大人の色気がさり気なく散りばめられた、アコースティックとエレクトロニカの類まれなる融合のevidence。♪Decoyはもう何回再生したことか。しみったれたお涙頂戴ソング/頼んでもいない勝手な応援歌/どこまで本気なのか窺い知れないニワカ政治・危機管理アジテーション…吐き気がするような(特に日本語の)歌詞が巷に氾濫する中、聴き手のイマジネーションを無限に掻き立ててくれる貴重な音楽。
Mr Twin Sister

Mr Twin Sister

  • Mr Twin Sister
  • ニューヨーク ロングアイランドで2008年に結成された5人組。女性Vo.。冒頭を飾る♪Sensitive、この1曲の為だけでも本作を買う価値はある。まるで映画のワンシーンを切り取ったようなシティ・ポップであり、メランコリック,ノスタルジック,モダン…如何なる賛辞の形容詞もこの音の前には陳腐化してしまう。数多あるDreamPopsの一種でしょうと思わせておいて、R&BAOR/ファンク/ディスコ/フォーク、あらゆるジャンルのサウンドを軽やかに横断してみせる実はこう見えてなかなか懐の深い作品でもある。
Loud Hailer

Loud Hailer

  • Jeff Beck
  • 2010年『Emotion & Commotion』以来、6年ぶりとなる師匠の新作。11曲中9曲を女性Vo.Rosie Bonesが歌う。“『ラウド・ヘイラー』とは、大声での呼びかけという意味で、「今、世界で起こっている不快な事を目にした時に声明を発表したいと思ったんだ。そして集会で使うメガホンが、大声で伝えたい自分の考えを表現するのにフィットすると思った。」”(by Jeff Beck) ここで聴ける師匠のGuitarは、『Wired』『Blow By Blow』の頃の師匠ではない。だが一音爪弾いただけで、瞬時に周囲をJeff Beck Worldに変えてしまう魔法の持ち主であることに変わりはない。老いて増々盛ん、過去に囚われることなく前進する師匠に、今後も一生付いて行くと改めて誓ったのでありました。
Spells

Spells

  • Ben Lukas Boysen
  • 2016年もピアノをメインとしたModern Classicalの良質な作品が多数リリースされたが、その中でも個人的に最も好きな1枚がこれ。あのNils Frahmがミックス/マスタリングで全面的にバックアップしたとのこと。プログラミングされたピアノの音の断片、ライブ等で演奏された楽器のサウンド、それらを見事に融合させて一つのピアノアルバムを作り上げた。音楽にテクニックは必要。しかしテクニック至上主義の音楽は、いずれ鮮度を失い陳腐化する。肝心なのはセンス。その事を今更ながら思い知らされる作品。
The End: Live In Los Angeles

The End: Live In Los Angeles

  • Motley Crue
  • ライブ・アルバムとして見れば、10年前の『Carnival Of Sins』の方が演奏・ステージの演出共に刺々しく淫靡で猥雑、圧倒的な勢いがあるのは否めない。Vince NeilVo.は高域が明らかに苦しそうだが、演奏自体は逆に円熟味を感じさせ(丸くなったという意味では無い)、ド派手な演出と相まってさすが見せる(魅せる)ツボを心得たグループだな、と。改めて思うのは、Nikki SixxKISS直系とも言えるベース・ラインが楽曲のグルーヴの源だった…という事実。Mick Marsのスライド・ギターもこの手のメタル系では意外な飛び道具のように思えるが、さすがは年の功(笑)、見事に使い所を心得ている。繰り返しになるが、是非とも映像版を観て楽しむべき作品である。
Epoch

Epoch

  • Tycho
  • サンフランシスコを拠点にグラフィック・デザイナーとしても活動するScott Hansenによるソロ・プロジェクトとして始まったTychoの新作(5作目)。エレクトロニカの面白さ・楽しさに気付かせてくれた大好きなアーティストでもある。以前Youtubeを観て驚いたのが、全部打ち込みかと思いきやバンド形態による人力で演奏していたこと!今作よりBass/GuitarDrumsを加え3ピースのバンド体制を確立。よりダイナミックかつエモーショナルなサウンドを体現しつつ、美メロにも磨きをかけた素晴らしい音楽を提供してくれている。本作は『Dive』(2011年),『Awake』(2014年)に続く3部作シリーズのラストらしいが、当然前2作も超絶オススメ!
The Prelude Implicit

The Prelude Implicit

  • Kansas
  • Progressive Rockの雄、Kansasの実に16年(!)ぶりとなる待望の新作。残念ながらここにはSteve Walshは不在(2014年に脱退)だが、代わってLead Vo.を取るRonnie Plattの声質は限りなくSteveに似ており、往年のKansasサウンドに全く違和感は無い。(特に日本の)英国、欧州派のProgressive Rockファンには何かと無視されがちなグループではあるが、Violinを導入し英国テイスト溢れる叙情的な美旋律、バンド一丸となって畳み掛ける(間違い無くその中心はPhil EhartDrumsである!)ハードなサウンドの完璧な調和は本作でも遺憾無く発揮されており、新たなる傑作・代表作の誕生と言って過言では無い。生きてて良かった。人生も捨てたもんじゃない。そしてProgressive Rockを、洋楽を好きで良かったと思える瞬間。no music no life
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