アウロラ ブルーブラック,Robert Oster Blue Night

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碧い夜

新しいインクが続々と…

Aurora Blue Black & Robert Oster Blue Night

先般のプラチナ クラシックインクの登場は、世界中の万年筆ファンが快哉を叫んだことだろう。勿論、自分もその一人である。暫く情報収集を怠っていたのだが、趣味文 vol.41でも特集されていたように、クラシックインク以外にもなかなか興味深いインクが続々とお目見え(或いは既に登場済)の様子で、俄然また興味が湧いて来た今日この頃である。さてそんな中、今回は、どうしてAURORAのインクには無いの?!…という釈然としない思いを見事に晴らしてくれる、起死回生の一発となるBlue Black、英国のTWDで偶然見付けたRobert Oster SignatureBlue Nightを取り上げる。

AURORA Blue Black

Aurora Blue Blackを入れたAurora イプシロン FでGRAPHILOに落書き

前回の記事へのコメントで教えて頂いたのだが、実は3/13/7に丸善日本橋店で開催されていた「世界の万年筆展」で、AURORAのブースにて販売されていたのである。何とか最終日に受け取りに行けたわけだが、もし知らなければ、高いshippingを払って海外から輸入していたところだったという…感謝,感謝である。しかしこういう情報って事前にSNSで拾うことが出来なかったのか?…って、唯一やっているtwitterでも目にしなかった(単に見逃していただけ?)し、自分からわざわざ“#インク沼”で探しに行かないし(笑)…つぅか、インク工房自慢が多すぎて辟易しているのもあるが(爆)。

そんなワケで、早速イプシロン Fに呑ませてGRAPHILOに試し書き。(併せてペリカーノ Mでのつけペンも) AURORA BlueBlack同様、粘度が高くねっとりとした性質のインクで、書き味は滑らかになる。ペンに入れた直後なので、まだ馴染んでおらず少々薄めではあるが、この茄子色はまさにMontblanc Midnight Blue(古典版)を彷彿とさせる色合いである。フローについても充分と言える。

Aurora Blue Blackを入れたAurora イプシロン Fでふたふで箋に落書き

(クリックまたはタップすると、複数画像が拡大表示されます)

暫く日を置いて、今度はふたふで箋に落書きの図。余程のことが無い限り、大方の紙で滲み・裏抜けは無いと思う。古典版Midnight Blue以外だと、GRAF VON FABER-CASTELL Midnight BlueよりもPelikan Tanzaniteに近い色合いに思える。そう云えば最近、他のインクとの比較を面倒くさがって一向にやっていないなぁ…(笑)。いやしかし、実にこの茄子色は魅惑的である。美しい

Robert Oster Night

Robert Oster Blue Nightを入れたLamy Al-Star EFでGRAPHILOに落書き

お次はTWDから取り寄せた、Robert Oster SignatureBlue Night。アルスター EFに呑ませてGRAPHILOに試し書き。このインク、Made in Australiaとのこと。

My great interest in fountain pen inks – and by extension inks that combine many creative applications – began with the birth of my love of fountain pens in 1989.
As Robert Oster Signature Inks are quite recent to the market, think of the interim between 1989 and today, as the fertile ground into which my present love of all things ink was seeded and grown.
The contents and packaging of my Inks are all nature friendly and the colours a genuine inventory of the Australian palette.
Robert Oster Signature originates from one of the most famous wine producing regions of the world, the Coonawarra district of South Australia, an idyllic setting with great influence on the senses. There is my inspiration. It’s a joy to share it with you.

万年筆のインクには私の大きな関心が寄せられました。そして、多くの創造的なアプリケーションを組み合わせたインクを拡張して、1989年に私の噴水ペンの愛が誕生しました。
ロバート・オスター・シグネチャー・インクは市場では最近のものなので、1989年から今日までの間、インクが蒔かれ、成長した肥沃な土地と考えてください。
私のインクの内容とパッケージはすべて自然にやさしく、オーストラリアのパレットの純正品です。
ロバート・オスター・シグネチャーは、世界で最も有名なワイン生産地域である南オーストラリア州のクナワラ地区にあり、感覚に大きな影響を与える牧歌的な環境です。 私のインスピレーションがあります。 それをあなたと共有することは喜びです。 — Google翻訳

Robert Oster Blue Nightを入れたLamy Al-Star EFでふたふで箋に落書き

(クリックまたはタップすると、複数画像が拡大表示されます)

AURORA BBとは異なり、幾分さらっとした性質のインクである。発色が美しく、濃い青をベースにやや緑がかったような色合い。蛍光灯の下で見ると緑が強めに映り、色彩雫の月夜に感じが似ているなぁという印象。自然光下だとまた見え方が違ってはくるのだが。Rohrer & KlingnerVerdigrisを思い出した。

新しい風に期待…

Aurora Blue Black & Robert Oster Blue Nightで榛原蛇腹便箋に落書き

(クリックまたはタップすると、複数画像が拡大表示されます)

榛原蛇腹便箋にも試し書き(落書き)。しかしAURORA BBといい、Robert Oster Signature Blue Nightといい、好みの色で参ってしまった(笑)。Robert Oster Signatureの方は、日本ではまだまだマイナーなブランドだと思うが、チェックしておいて間違いは無いだろう。個人的には、ショップやネーミングをあれこれ変えただけで、正直代わり映えしない某国産インクに幻滅気味だったので、クラシックインクやカキモリ顔料インク、MONTEVERDEKWZ Inkなど、新しい風がどんどん吹いてくれることを期待したい。

おまけ:耐水性テスト

Aurora Blue Blackの耐水性テスト

最後におまけ(?)で、両者の耐水性試験を。AURORA BBは染料インクではあるが耐光性があり公文書で使用可能とのことだが、ご覧の通り、耐水性は無いようである。

Robert Oster Blue Nightの耐水性テスト

片やBlue Nightの方も、きれいさっぱり。次回以降に登場予定のカキモリ顔料インクをチラ見せしてしまったが、こちらの方の威力を痛感してしまう結果となってしまった(笑)。

今回の音…

Vintage Car – Evergreen

今回の美女…

Mai Shiraishi

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コメント

  1. ヒメ より:

    朔さん
    いつも楽しく拝見させていただいております。
    AURORAのブルーブラックですが、新宿の王国によると顔料インクだそうです。
    朔さんの耐水性試験でも水に流されているようでしたので、染料の間違いでは?と思いましたが、お客さんからの問合せに備えて、王国からメーカーに確認したところ顔料インクと返答があったとのことでした。
    私が、丸善で購入したときに確認したところ、店員さんからは染料と言われたのですが。。。
    イベントなどでは、店舗やメーカーから派遣される場合もあり間違った情報を伝えられることも多いのだとか。。。
    自称万年筆保護派で染料インクしか使用しないアオラーとしては、AURORAのブルーブラックが顔料インクであることはかなりショックです。
    一応、お伝えいたします。

    • より:

      ヒメさん、こんばんは。
      毎度貴重な情報、誠に有難うございます。
      Rohrer & Klingnerの時もそうでしたが、ほんと、この手の情報って錯綜しますよねぇ…
      王国の情報が正しいのであれば、ふーん、水に流れる顔料インクもあるんだ…それって顔料って呼べるの?って感じですが(笑)。
      イタリアにメールしてみようかなぁと思っています^^;