KWZ Ink

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夜のワルシャワ

ポーランドからの新風

KWZ Ink

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ポーランドという国名を聞いて、パッと思い浮かぶのは“ワルシャワ”…その他、Jazz Vo.Anna Maria Jopek(物凄く美人)とかProgressive RockSBBとか。ググってみると、フレデリック・ショパンロマン・ポランスキージャージ・コジンスキーなど、『おぉー、ポーランド出身だったんだ!』という著名人多数。(常識無さ過ぎ・笑)
因みにポーランドは親日国で、ポーランド人は概して親日派らしい。

今回、そんなポーランドから彗星の如く現れたKWZ Inkを幾つか入手したので、毎度の汚文字(醜文字)と共に紙より薄い内容でご紹介。

先ずは4色のお披露目

IG Blue #1, IG Turquoise, Rotten Green, IG BlueBlackをIDEAに試し書き

今回購入したのは、IG Blue #1IG TurquoiseRotten Green(蔦屋代官山店にて)と、IG BlueBlackKINGDOM NOTEにて)。詳しくは趣味文 vol.413033ページをご覧頂くとして、化学者が立ち上げたというのは新鮮と云うか、なかなか痛快な出来事である。

先ずは挨拶代わりに、IDEA(トモエリバー)に書いてみる。IG Blue #1はエラボー(細軟)とニース ピュール(細字)、IG TurquoiseRotten Greenはアルスター(極細)、IG BlueBlackAURORA イプシロン(細字)にそれぞれ呑ませる。特にIG(没食子)の方はフロー渋めかと想像していたのだが、予想に反してどれもこれもフローはとても良い!粘度は低めのようで、サラッとした性質のインクである。
そして何と言っても特徴的なのが、独特の甘い匂いである。スイーツのような、ボディクリームのような香りがほわ~っと漂ってくる。正直、これは好き嫌いが分かれるのではと思われるが。

KWZ Inkは紙に依っては滲む

インク・フローがとても良い反面、紙によっては髭が生えたり滲んだりしやすいようである。当方の定番紙である飾り原稿用紙(ふたふで箋)や榛原蛇腹便箋で、髭が生えてしまったのはちょっと(かなり)ショック。トモエリバーでは滲みや裏抜けの類は一切発生していない。しかし、染料インクならまだしも、古典系でというのは想定外であった…。

IG Blue #1, IG BlueBlack

KWZ Ink - IG Blue #1, IG BlueBlackをIDEAに

ここからは各色を多少細やかに見て行こうと思う。先ずは今回一番注目していたBlueBlack系から。

KWZ Ink - IG Blue #1

IG Blue#1から#6という展開になっており、番号が大きくなるに連れて、青みが強い(多い)色合いになると思われる。店頭で色見本を見せて頂いた際も、#1にするか#2にするか悩んでしまった(笑)。

KWZ Ink - IG Blue #1 その2

書いた直後はややグレー混じりの薄い青だが、乾くに連れて色合いは濃く(酸化して黒く)なっていく。インクの好き嫌いが激しい(笑)エラボーやプラチナ #3776でもフロー良く使えている。今のところ、KWZ Inkの中で最も好みのインクである。

KWZ Ink - IG BlueBlack

これはIG BlueBlackIGアーカイブインクと呼ばれる種類らしい。BlueBlackというネーミングながら、IG Blue #1よりも青みは強く、色合い的に逆なんじゃないの?という印象。趣味文 vol.41 31ページに載っている“最強のIGブルーブラック”という表現に最初は怖気づいたが(笑)、フローはとても良いし、耐水性も期待出来そうである。

IG Blue #1を入れたエラボーで測量野帳GOLDに筆記

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こうなると、IG Blue #2も試してみたくなるのだが…いやはや、ズラヴスキー博士も罪なお方である(笑)。

IG Turquoise, Rotten Green

KWZ Ink - IG Turquoise, Rotten Greenをトモエリバーに

こちらは、IG TurquoiseRotten GreenRotten Greenは染料系のインクである。飾り原稿用紙・榛原蛇腹便箋に代わってトモエリバー(カキモリと名前を失念した雑誌社とのコラボ・ノート)を使用する。

KWZ Ink - IG Turquoise

IG Turquoiseは色彩雫に例えると、紺碧孔雀のような色の変化がある。光の加減で緑が強く映ったり、より青みが増して見えたりする。発色も美しい。

KWZ Ink - Rotten Green

趣味文 vol.41 32ページを見てビビっときたRotten Green(腐った緑…とはなんともPunkishである!・笑)は、黄色みの無い深く落ち着いた緑色。黒に近い緑。プラチナ クラシックインクのフォレストブラックが思ったよりも黒くならずにガッカリきた人にはリベンジのチャンスかも知れない(笑)。これぞグリーンブラック。

耐水性テスト

IG Turquoiseの耐水性試験(前)

IG Turquoiseの耐水性試験(後)

IGは耐水性がある…という既成事実をおさらいする意味で、毎度お馴染の流水ぶっかけテスト。IG Turquoiseは数日経過した状態である。結果はご覧の通り、染料部分は溶け出して流れるが、酸化した部分は結構しっかりと視認性を確保出来る状態で残存している。うん、充分でしょう。

IG Blue #1, IG BlueBlack, Rotten Greenの耐水性試験(前)

IG Blue #1, IG BlueBlack, Rotten Greenの耐水性試験(後)

IG Blue #1IG Blue BlackRotten Green(染料),プラチナ フォレストブラック,Montblanc Midnight BluePelikan BlueBlack,カキモリ Slumber(顔料)での、筆記後約5時間程度経過してからのテスト。Rotten Greenは綺麗に流れてしまっているが、Slumberを除く他の古典系は健闘したと言えるのではないだろうか。

プラチナ クラシックインクと並んで、今一番ホットな話題がこのKWZ Inkではないだろうか?(かなり盛り気味・笑) こういう新しい風がどんどん吹いて、特に国内の動きが鈍いインク業界に喝!を入れてもらいたいところである。しかし、全62色、きっとお金持ちなインク沼住人は全色コンプリートされるのでしょうね。素晴らしいですね。親日派ですね(逆ですね・笑)。

今回の美女…

Maimi Yajima

(七枚込み)

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