プラチナ クラシックインク。

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クラシカルのイメージ

Viva! 古典インク

プラチナ クラシックインク

伝統の製法で作る万年筆用インクは、その製法が特殊であると共に、手間がかかるためほとんどが染料を調合するインクに変わってきました。国内で唯一プラチナ万年筆は、ブルーブラックインクを伝統の製法で製造し続けています。
書き始めは鮮やかな染料色をしておりますが、時間の経過とともにその筆跡が黒く変化して耐水性と長期保存性を持つのがこのインクの特性です。この特性の「時間の経過とともに筆跡が黒く変化する」ことに注目して、変化の過程を楽しむ万年筆用インクとして「CLASSIC INK6色を完成させました。

万年筆インクの発売日を心待ちにするというこの心が高鳴る感じ、そう云えば近年味わっていなかったように思える。2017210日は、世の万年筆ユーザー,インク愛好家達にとって記念すべき一日となったに違いない。プラチナ万年筆から『クラシックインク』と称した全6色から成る古典インクの、満を持しての登場である。

試し書き

榛原蛇腹便箋にクラシックインクで落書き

今回購入したのは計3色。“FOREST BLACK”,“LAVENDER BLACK”,“SEPIA BLACK”。このクラシックインクは限定品扱いではないらしいので、慌てて全色コンプリートする必要も無い。4色めからは翌月以降の愉しみとして温存させておくつもりでいる。

さてさて、それでは早速万年筆にインクを吸入して試し書きをしてみよう。FOREST BLACKは河口(太字)、LAVENDER BLACKはプレジール(中字)、SEPIA BLACKはカキモリ オリジナル万年筆(セーラー製・中細)にそれぞれ呑んで頂いた。上の画像は榛原蛇腹便箋の色はけびきに落書きしてみた図であるが、どれも思った以上にインク・フローは良い。インク自体はあまり粘度は高くはなく、サラサラした性質のようだ。

ふたふで箋にクラシックインクで落書き

あたぼうステーショナリーのふたふで箋に落書きの図。丁度洗浄が終わって待機組だったM400 茶縞にもSEPIA BLACK(本当はFOREST BLACKのつもりだったが、間違えてしまった・笑)を入れてみた。どれも濃淡が綺麗に出ており、単調な色合いとは無縁である。傍らにあった会社の安物コピー用紙にも筆記してみたが、滲みや裏抜けは発生せず。この辺りは紙の選択にナーバスになることなく安心して使えると思われる。

FOREST BLACK

FOREST BLACKを入れた河口でGRAPHILOに落書き

FOREST BLACK

それでは1色毎に観察していこう。先ずは個人的に一番気になっていたFOREST BLACK。所謂グリーンブラックの類である。紙質や光の加減で見え方は上下の画像(上はGRAPHILO、下は榛原蛇腹便箋)で異なるが、彩度低めの緑色がベースになっている。もっと暗いダークグリーンをイメージしていたのだが、そこまで最初から黒寄りという色合いではない。セーラーの常盤松に似ているような気がするのだが…? 落ち着いた色合いで実によろしい。他の細字系万年筆にも是非呑ませてみたい。

LAVENDER BLACK

LAVENDER BLACKを入れたプレジールでGRAPHILOに落書き

LAVENDER BLACK

次はLAVENDER BLACK。書いた直後は以外に彩度が高く色鮮やかで驚くが、直ぐにくすんだように変化していく。R&KScabiosaよりも明るめの色合い。上品なワインカラーが実に美しい。素敵である。残念なことに、当初は暫く待機組であったニース ロゼ(中字)に入れる予定であったが、ペン芯部分からクルクル回るようになってしまうという不具合発生の為実現成らず…。

SEPIA BLACK

SEPIA BLACKを入れたカキモリ万年筆でGRAPHILOに落書き

SEPIA BLACK

最後は、一番無難な色合いかも知れないSEPIA BLACK。この手の赤みの無い茶色を好む身としては、R&KSepiaが最も好ましい色合いなのだが、インク成分の問題で目詰まりを起こす為、泣く泣く使用を諦めていた。このSEPIA BLACKは前述の鬱憤を解消してくれる救世主に成り得るかも知れない。渋い色合いが大人の雰囲気を醸し出す。良い良い。

SEPIA BLACKを入れたM400茶縞で筆文葉に落書き

最後はPen and message. 筆文葉にM400 茶縞で落書きの図を。カキモリ万年筆(中細)よりも筆致線が太いので、黒よりも茶寄りの色合いである。古典インク故に、時間の経過と共に黒ずんでいくと思うが、今後どのように変色するかも愉しみの一つである。今回は実演しなかったが、“耐水性試験”も興味津々。いずれ近いうちに。

今回の音

Cycle – Teen Daze
2017年『Themes for Dying Earth』より。これはもう、春のあの切ない感じの中で聴きたい一曲ですね♪

今回の黒…

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コメント

  1. なりひら より:

    ありがとうございます。今日早速調整依頼をしてきました。ついでにセピアブラックの古典も買ってしまいました。

  2. より:

    いい感じの筆致線になって戻ってくるといですね!
    楽しみに待ちましょう!