筆文葉なるもの
「筆文葉」と書いて『ふでもよう』と読む。Pen and message.と金治智子さん共同企画のオリジナルブランド、らしい。毎週金曜日に更新される吉宗店主の「店主のペン語り」でその存在を知り、俄然興味が湧いたので取り寄せてみた。


今回注文したのは方眼罫3mmと、切り取り一筆箋の2種類。紙はクリーム色で、薄いがコシのある紙質。
『筆文葉の用紙はにじみや裏抜けはないけれど、書くと心地よい手応えがあって、その紙自体に存在感がある。この紙は書く楽しみを味わっていただけると思っています。』(吉宗店主)
確かに表面に触れた感触はツルスベ系とは異なる、ややザラッとした質感。
試し書き
3mm方眼に傍にあったペンであれこれ試し書き(落書き)してみる。現在愛用しているジブン手帳(トモエリバー)や、NOLTY GOLDとも異なる書き味で、敢えて言うならバンクペーパーのザラッとした感じを弱めにした様な感じ? 適度な抵抗感が心地良く感じられる。
インクの滲みや裏抜けは大丈夫そう。筆致線も細く痩せることもなく、かと言って太り気味に膨らむこともない。使うインクの性質にも依るが、あまり濃淡を綺麗に出す類の紙質ではないかも知れない。
こちらは切り取り一筆箋。17字×6列の原稿用紙罫である。余白を多く取ってあるのは、ココに題名や宛名を書いたりするのだそうで…個人的には、びっしりと升目が並んでいるよりも、どこか息抜きが出来るようで嬉しい。
本来はバイブルサイズシステム手帳(Pen and message.仕様)のリフィルとして用いる物ではあるが、リフィル単体としてメモや雑記用として使っても良さそうな気がする。欲を言えば、クリーム地以外に白地も出して欲しいし、A5ノートが出れば最高!だと思う。滑らか一辺倒の紙ばかりだと、どうも“書いている”感に乏しくて…という方にはオススメである。実際自分も、トモエリバーの書き味に飽きてきたところなので(笑)、筆文葉の紙質にハマりつつある。
プラチナの古典インクに期待…
2/10に、プラチナ万年筆より古典インク全6色が発売されるとのことで…久々にワクワクしている(笑)。先ずは、Forest Black,Sepia Black,Khaki Blackは押さえたいところ。他、Lavender BlackやCassis Blackも気になる…。限定品ではないとのことなので、毎月1色のペースでも半年は楽しめるか(笑)。しかし、MoやLaが次々と古典BBを廃止していった中(根性無しめが!)、プラチナさん偉いっ!拍手喝采である。
M805 黒縞の修理完了
M805 黒縞(シュトレーゼマン)のインクを補充しようとして、尻軸の吸入ノブを回すと、いつ迄経っても回転が止まらない。どうやら吸入ノブが壊れたようである。金ペン堂で昔購入した(今はインクを抜いて冬眠中)M800 緑縞でも一度経験済。ペリカンのスーベレーンって、この機構が壊れやすいのだろうか? 翌日、ペリカン日本に連絡するも無償修理にはなるが購入した店に直接持ち込んでくれとのこと。その代わり、店にはこちらから急いで修理扱いとして出させるように連絡しておくと。そして約1週間後の金曜日、丸善日本橋店より戻ってきたYo!との電話があったので引き取りに行く。自宅にて早速、ペリカンBBを吸入するが、問題無し。しかし、ペリカン日本のカスタマーサポートの担当の方は、いつも丁寧な受け答えで素敵である。思わず応援したくなる(笑)。
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