万年筆 軟ペン比較。

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手持ちの軟ペン、エラボー/カスタム74/シャルトルブルーを簡単に比較してみようと思います。

パイロット エラボー 細軟

Pilot エラボー 細軟ペン先

日本語の美しさを表現できる万年筆と紹介されているエラボー。見るからに独特な形状のペン先(14金ロジウム仕上げ)は、日本の文字の特徴である「とめ」「はね」「はらい」を美しく書く為に。とは言え、普段の筆記ではあまり「とめ」「はね」「はらい」を意識せずに書いているので(笑)、このペン先の本来のポテンシャルを存分に引き出せていないのかも知れません。

Pilot エラボー 細軟による落書き

よく筆のようなと喩えられますが、こと細軟に関してはそれ程柔らかいペン先ではありません。むしろ硬いように感じます。特に意識せずに書けば細字を扱っている感覚で筆記出来ますし、筆圧に強弱を付ければ、それに呼応してメリハリの付いた線が引けます。硬いけれど、柔軟な撓りがある。そんなペン先だと思います。

因みに、暫く色彩雫の月夜を入れていたのですが、最近Parker BBに替えてみました。一般的なフィンの付いたペン芯とは違うせいか、インクを選ぶような気がします。比較的粘度が高いインクだと、あまり相性はよろしくないようで。それと、個人的に軸は金属の方が断然オススメです。軽い樹脂軸よりも、ペンの自重で書けるメリットは大きいです。つまり、より筆圧が下がるので、ここぞ!という時に筆圧を掛けて描線のメリハリを出しやすくなります。

パイロット カスタム74 中細軟

Pilot カスタム74 中細軟ペン先

74の細字では線が細過ぎるし、中字だと逆に太過ぎる。中細は丁度いい太さの線が書けます。おまけに、そこに軟ペン仕様があるって素晴らしいですね(笑)。ペン先は前述のエラボーと同じ14金ですが、こちらは(より硬くなる)ロジウム仕上げではなく、標準的な形状です。以前、ペン先が同じ5号サイズのヘリテイジ91 中細を持っていましたが、柔らかさは比ではありません。

Pilot カスタム74 中細軟による落書き

インクはずっと、古典版Midnight Blueを入れていますが、フローはとても良く、特にトラブルらしきこともありません。ペン先が柔らかく、かつフローが良いとなると、このペンに合うような筆圧加減の調整に最初は違和感を覚えるというか、ちょっと苦労します。(仕事でボールペン書きが多い局面が続いた後など特に)

ペン先が柔らかい  ペン先が開きやすい  筆圧強めだと常時ペン先が開いたような状態  その状態で左から右に横線、あるいは下方から上方への曲線(弧)を書く  引っ掛かりを感じる  不快指数が上がる(笑)。

プラチナ #3776 シャルトルブルーロジウム 細軟

Platinum シャルトルブルーロジウム 細軟ペン先

最後は、シャルトルブルーのロジウム仕様バージョンの細軟です。ルックスだけで言えば、この透明感のある濃いブルーとシルバーの組み合わせは、実に凛々しくて好みです(笑)。通常の金バージョンの細軟と比較していないのですが、恐らくこちらの方が多少は硬めなんでしょうかね? ロジウム仕様にすれば硬くなるはず…でも、細軟を出したという(笑)。

Platinum シャルトルブルーロジウム 細軟による落書き

以前の記事でも書いたように、池袋の伊東屋で中屋万年筆&プラチナ万年筆のフェアーがあった際、ペン先調整をして頂いてます。フローをかなり良くしてもらったせいか、R&K Salixでも凄く濃く出ます。

同じロジウム仕上げのニース ピュール 細字と比べると、露骨に柔らかい感じはないのですが、やはり撓りという点では細軟です。また、この#3776 センチュリーのネジ山の位置との兼ね合いで、比較的先端部分を握って書いていたのですが、それだとこの細軟の醍醐味はあまり味わえないですね。ペン自体が軽いので、やはりやや後方位置を持って書いた方が、より線のメリハリも付けやすいかと。

プラチナ シャルトルブルー ロジウムとかGW-2016とか。
プラチナ シャルトルブルー ロジウムとかGW-2016とか。
2016年のGW、久々にさいたまの蛍につけ麺を食べに行ったり念願のmore recordsに行ったり青島ラーメンを食べたりプラチナ シャルトルブルー ロジウムの細軟を買ってしまったりと、まったり過ごしてます。

今、もっとも気になるプラチナの中軟、そして「河口」

神保町 酔の助 ペペロンチーノ

先日の金曜夜、小日向 京さんとの第二回 神保町 酔の助 文具会議後、(近所に在る)定番ベローチェ(笑)で、やおらプラチナの万年筆の書き比べ大会が(笑)。発端は呑みの席での、7/1に発売される“河口”を買うならどのペン先か?…という話から。今回、残念ながら垂涎の中軟は出ませんが、やはり生産コストが高くついてしまうからという理由からでしょうか…前回の山中ではラインアップされていたのに。

プラチナ万年筆 #3776センチュリー限定品 山中

小日向さんコレクションより、中屋万年筆 碧溜 十角ツイストの中軟を有り難くも試し書きさせて頂きましたが、う~ん、やっぱりいいですねぇ…上手く表現出来ませんが、まろやかな撓り、とでも言いましょうか、やはり細軟とは次元が違う良さを感じました。

余談になりますが、他にお持ちのプラチナ万年筆群の中で目を引いたのが、シャルトルブルー芭蕉(三越伊勢丹限定)。キャップ・リングが無い処が個人的にはポイント高し!でした。

河口の決意

中軟が無いということで、スルー予定であった河口ですが、文具会議で話題に上ってからというもの、それではペン先はどうするか?などと手のひらを返したような豹変ぶりです(笑)。所有していない太字にも惹かれますが、やはりここは実用性重視で中字でしょうか…いずれにせよ、7/1は朝からそわそわすること間違い無しです(笑)。

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コメント

  1. シゲ より:

    初めまして。いつも拝読させていただいてます。
    軟ペン、楽しいですよね。僕はフォルカンで軟ペンデビューしたので、慣れるまで苦労しました(^^;)
    でもスパルタ的に筆圧の矯正できたように思います。

    河口、悩ましいですねぇ。中軟があれば即決なんですが…
    そいうえば、プラチナのHPの3776シャルトルブルーのページに一瞬だけ中軟(New!)と出てました。あっという間に消されましたが(笑)

    • より:

      シゲさん、こんばんは、はじめまして!
      コメントありがとうございます!
      そうですか、フォルカンで軟ペン特訓(?)されたのですか…私もエラボー入手後、
      フォルカンも手に入れてみたのですが、どうも馴染めず(使いこなせず)…お恥ずかしい限りです。

      河口、未だに中字か太字かで揺れ動いております(笑)。
      持っていないペン先となると太字一択なのですが、実用性で云うとやはり中字かなぁと。
      でも中字は、購入して全く無調整で書き味が良いニース ロゼがあるので…とループしております^^;

  2. 小藤次 より:

    当方も初めてコメントいれさせて頂きます。宜しくお願いします。
    プラチナ#3776は、センチュリーにモデルチェンジしてから興味なかったのですが、貴ブログで紹介されているのを切っ掛けにハマってしまい、現在では3本持つに至っております。
    このペンは、ペン先の撓りというよりも紙に触れた瞬間のやわらかさ?に惚れました(笑)。まるでヴィンテージのペンみたいだと感じています。
    朔様がいつの日かSMニブと巡り会える事を祈ってます!

    • より:

      小藤次さん、こんばんは。はじめまして!
      コメントありがとうございます!
      ぉー、センチュリー沼ですね(笑)!!
      先日、小日向さんがお持ちのロジウム仕上げでない金ペンの方で試し書きさせて頂いたのですが、
      仰るとおりの柔らかさ(しなやかさ?)がいいですよね~。
      河口入手に向けて気分が高揚する一方で、でも本当に欲しいのは中軟(それも中屋万年筆で!)でしょ?!という声も自分の中で反響し合ってまして(笑)、
      ますます混迷を極めております…^^;